紫外線とデリケートゾーンの意外な関係
紫外線=肌の老化の原因。でも実は「Vライン」にも関係が?
紫外線といえば「シミ」や「しわ」の原因として知られていますが、その影響は顔や腕などの“見える部分”だけではありません。
実は、Vラインやデリケートゾーンまわりの肌にも紫外線の影響は及んでいるのです。直接日差しを浴びる機会が少ないように思えても、薄い下着や水着、または透ける衣類からも紫外線は少しずつ届いています。
紫外線がもたらす「デリケートゾーンのくすみ」
デリケートゾーンは体の中でもとても薄く、乾燥しやすい皮膚。バリア機能が弱いため、紫外線のような外的刺激を受けやすい部位です。紫外線を浴びると、肌の中ではメラニンという色素が生成され、その結果、くすみや黒ずみのような色の変化が起こることがあります。
特に、下着の摩擦やムレなどの物理的刺激と紫外線ダメージが重なると、肌は「守らなきゃ」と反応し、メラニンをさらに多く作り出してしまうのです。つまり、紫外線は“間接的に”デリケートゾーンの色素沈着を進めてしまう隠れた要因でもあるのです。
紫外線は「直射日光」だけじゃない

紫外線には、A波(UVA)とB波(UVB)の2種類があります。
- UVA(生活紫外線):ガラスや薄い布も通り抜け、真皮まで届く。
- UVB(レジャー紫外線):肌表面に炎症や日焼けを起こす。
Vラインは衣類の下にあっても、UVAの影響を完全には防ぎきれません。また、夏場のレジャーや日焼けサロン、海水浴のときなどは、水着やショーツから透過する紫外線が、肌に少しずつ蓄積してしまいます。
デリケートゾーンを“紫外線くすみ”から守るには?

1. 通気性とUV対策を両立
紫外線を防ぐために厚手の下着を重ねるのは逆効果。
ムレが生じて摩擦や菌の繁殖を招き、色素沈着の原因になります。通気性のよいコットン素材や淡い色の下着を選び、摩擦を減らすことが大切です。
2. 弱酸性のデリケートゾーンソープでやさしく洗う
紫外線や摩擦で弱った肌には、pHバランスを整えるケアが欠かせません。
洗浄力が強すぎるソープは刺激になるため、弱酸性の専用ソープで“うるおいを守りながら洗う”ことがポイント。
3. 保湿で「光老化」を防ぐ
乾燥した肌は紫外線ダメージを受けやすくなります。
洗浄後は、デリケートゾーン用の保湿クリームでしっとり整え、肌のバリア機能をサポートしましょう。
4. “Vラインの日焼け”にも注意
水着を着るシーズンは、Vライン専用の日焼け止めや日焼け後の鎮静ケアも◎。
近年は、摩擦や色素沈着を防ぐVIO専用ブライトニングクリームも増えています。
“見えない場所”をいたわることが、本当の美しさ
顔や手と同じように、Vラインやデリケートゾーンも「自分の肌」。紫外線や摩擦といった小さな刺激の積み重ねが、くすみや黒ずみ、乾燥といった“年齢サイン”につながります。外からの光だけでなく、日々のケアという「内なる光」で、透明感を育てていくことが大切です。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。







