DEOLIFE JOURNAL 気になるニオイ、解決のヒント集

ワキガ対策の正しい「脇の洗い方」とは?ニオイを防ぐ5つのSTEP

多くの人が「ワキガのニオイを防ぎたい」と思い、汗や皮脂をしっかり落とそうと脇の下をゴシゴシと強くこすって洗っているのではないでしょうか? しかし実は、その洗い方がワキガをさらに悪化させる原因になっている可能性があります。ワキガのニオイを抑えるためには、体を洗う際に「優しく洗うこと」が重要です。 なぜ優しく洗う必要があるのか、その理由と今日から実践できる具体的な「正しい洗い方5ステップ」をご紹介します。

ワキガ対策として「脇の下を優しく洗うべき」理由

ワキガのニオイは、アポクリン腺から分泌される汗を、肌の常在菌(特に黄色ブドウ球菌や真菌など)が分解することによって発生します。そのため、ニオイを防ごうと硬いナイロンタオルやスポンジなどでゴシゴシと強く洗ってしまいがちですが、実はこれが逆効果になってしまいます。

強くこすって洗うと、肌を健康に保つ役割を持つ善玉菌「表皮ブドウ球菌」まで洗い流してしまい、結果的にニオイの原因菌が増殖しやすい環境を作ってしまいます。さらに、摩擦によるダメージで肌が乾燥すると、それを補おうとして皮脂の分泌量が増加します。この過剰な皮脂が菌の新たなエサとなり、常在菌のバランスが崩れてニオイをより一層悪化させてしまうのです。

つまり、ワキガ臭を根本から抑えるためには、肌へのダメージを防ぎ「常在菌のバランス」を正しく整える「優しく洗うケア」が重要な鍵となります。

実践!ワキガを防ぐ「正しい脇の洗い方」5STEP

ニオイを抑え、常在菌のバランスを保つための具体的な洗い方をご紹介します。硬いタオルは避け、できるだけ「手」を使って洗うのがおすすめです。

STEP1:ぬるま湯で「予洗い」をする

いきなり石鹸をつけるのではなく、まずはぬるま湯のシャワーで脇の下を流すか、湯船に浸かりましょう。これだけで表面の汚れや汗の大部分を落とすことができ、毛穴が開いて汚れが浮きやすくなります。

STEP2:ボディソープで「モコモコの泡」を作る

洗顔のときと同じように、泡立てネットなどを使って弾力のあるたっぷりの泡を作ります。この「泡」が汚れを吸着する役割を果たします。

STEP3:手を使って「なでるように」優しく洗う

たっぷりの泡を脇の下に乗せ、手のひらや指の腹を使って、肌の上で泡を転がすように優しくなで洗いします。絶対に爪を立てたり、ゴシゴシとこすったりしないよう注意しましょう。

STEP4:シャワーで「すすぎ残し」がないように徹底的に流す

ボディソープのすすぎ残しは、常在菌のエサとなりニオイを悪化させる大きな原因になります。泡が消えた後も、脇のくぼみやシワの間に成分が残らないよう、シャワーで丁寧に洗い流してください。

STEP5:お風呂上がりは「清潔なタオル」で優しく拭き取る

お風呂から上がったら、清潔な柔らかいタオルを肌に押し当てるようにして水気を吸い取ります。ここでもゴシゴシ拭きは厳禁です。

就寝前の「デオドラントクリーム」で菌の繁殖をブロック

正しい洗い方で脇を清潔に保った後は、就寝前のデオドラントケアを取り入れるのがおすすめです。

実は、人は寝ている間にもコップ1杯分の汗をかくと言われており、就寝中は脇の下が高温多湿になり、菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。そこで、お風呂上がりの清潔でしっかりと乾いた状態の脇にデオドラントクリームを塗布しましょう。汚れや皮脂がない状態の肌にはクリームの有効成分がピタッと密着し、角質層まで浸透しやすくなります。

就寝前にクリームを塗ることで、寝ている間の汗を抑えながら、ニオイの原因菌の繁殖を根本から防ぐバリアを張ることができます。翌日の日中までニオイを抑える効果が持続しやすくなるため、非常に効果的なタイミングです。

【まとめ】

毎日の入浴での少しの工夫が、嫌なニオイを防ぐ大きな一歩になります。「ゴシゴシ洗い」を卒業し、肌をいたわる「優しい泡洗い」を習慣化して、快適な日々を送りましょう!

※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。

編集 ソシアス 美緒先生

美容皮膚科・美容外科医

1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。

Community