DEOLIFE JOURNAL 気になるニオイ、解決のヒント集

出産後のデリケートゾーンケア

産後ママの体をいたわるために大切なこと

出産を終えたあとの女性の体は、心も体も大きな変化を迎えます。その中でも意外と見落とされがちなのが デリケートゾーンのケア

「出産後はとにかく赤ちゃんのお世話で精一杯…」 そんな毎日だからこそ、自分の体をいたわる時間を少しでも持つことが、回復や快適さにつながります。


なぜ産後のデリケートゾーンケアが必要なの?

出産によってデリケートゾーンは大きな負担を受けます。会陰切開や裂傷のあと、ホルモンバランスの変化、授乳による乾燥などが重なり、敏感になりやすい時期。そのため、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • ヒリつきやかゆみ
  • ニオイやムレ
  • 乾燥や不快感

「仕方ないこと」と思ってしまう方も多いのですが、やさしくケアすることで改善されやすくなります。


出産後のデリケートゾーンケアのポイント

① やさしく清潔に保つ

出産後のデリケートゾーンは、出血やおりものの変化、会陰部の傷跡などでとても敏感になっています。この時期に一般的なボディソープを使うと、洗浄力が強すぎて必要な皮脂や常在菌まで洗い流してしまうことがあります。

本来、デリケートゾーンは弱酸性に保たれていることで雑菌の繁殖を防いでいます。そのバランスを守るためにも、弱酸性で低刺激の専用ソープを使うことが大切です。洗うときはゴシゴシせず、たっぷりの泡で手のひらを使ってやさしく包み込むように。シャワーのお湯でしっかりすすぎ残しを防ぐと、かゆみや不快感の予防になります。

② 乾燥対策も忘れずに

意外かもしれませんが、産後はデリケートゾーンの「乾燥」に悩む女性が多いです。女性ホルモン(エストロゲン)が一時的に減少することで、潤いを保つ力が弱まり、かさつきやヒリつきが起きやすくなります。乾燥はただ不快なだけでなく、摩擦や刺激に弱くなり炎症やかゆみの原因にも。
そこで取り入れたいのが、デリケートゾーン専用の保湿アイテムです。ジェルやオイル、クリームなどがあり、入浴後や就寝前に少量をやさしくなじませるだけで、しっとり感を保てます。“顔に化粧水を塗るのと同じように、デリケートゾーンにも潤いを与える”――そんなイメージでケアを習慣にする自分をいたわる時間になります。

③ 通気性のよい下着を選ぶ

毎日身につける下着も、産後の快適さを左右する大事なポイントです。産後は悪露(おろ)やおりものの変化もあり、デリケートゾーンが蒸れやすい状態。特に化学繊維やタイトな下着は、熱や湿気がこもりやすく、かゆみや炎症、ニオイの原因になることがあります。

そこでおすすめなのは、コットン素材や通気性のよい下着。お肌にやさしい天然素材は、蒸れを防ぎながら清潔さをキープしてくれます。また、締め付けの少ないデザインを選ぶことで血流が妨げられず、体の回復にもプラスに働きます。
最近は「マタニティから産後まで使えるやわらか素材」のショーツや、見た目にもおしゃれなフェムテック系の下着も増えているので、気分が上がるアイテムを選ぶのもおすすめです。


ケアは「自分を大切にする時間」

赤ちゃん中心の毎日だからこそ、数分でも「自分の体をいたわる時間」を持つことは、心のリフレッシュにもつながります。

産後のデリケートゾーンケアは、「贅沢」ではなく「必要なセルフケア」。無理のない範囲で少しずつ取り入れてみてくださいね。

※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。

編集 ソシアス 美緒先生

美容皮膚科・美容外科医

1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。

Community