生理周期とニオイの関係
「最近なんとなくニオイが気になる…」そんな時期が、毎月のリズムと重なっていませんか?
実は、生理周期と女性の体のニオイには深い関わりがあります。周期ごとにホルモンのバランスや分泌物の状態が変わり、肌や気分だけでなく、デリケートゾーンの環境にも影響が出るのです。ここでは、美容誌的にわかりやすく「どんな変化が起こるのか」「どうケアすると快適に過ごせるのか」をご紹介します。
生理中:血液やムレによる独特なニオイ
生理中はどうしても、独特のニオイを感じやすい時期です。
その主な原因は、経血が空気に触れて酸化し、鉄っぽいニオイを放つことにあります。さらに、ナプキンの中で起こるムレや菌の繁殖が加わることで、不快なニオイが強まってしまうのです。
だからこそ、この時期は普段以上に丁寧なケアが大切。こまめにナプキンを取り替えるだけでも、ムレやニオイの軽減につながります。入浴やシャワーの際には、専用ソープを使ってやさしく洗い、清潔を保つこともポイント。デリケートゾーンに必要以上の刺激を与えないよう、ふんわりと泡で包み込むように洗うと安心です。
また、下着選びも意識したいところ。通気性のよい素材や締め付けの少ないデザインを選ぶことで、ムレを防ぎ、快適さをキープできます。ちょっとした工夫を取り入れるだけで、生理中の憂鬱な気分もぐっと軽やかになるはずです。
卵胞期(生理後〜排卵まで):清潔感のある安定期
生理が終わると、ホルモンバランスが整い始め、体も心も軽やかさを取り戻していきます。分泌物はさらっとして透明感があり、ニオイの心配も比較的少ない時期。お肌の調子も安定していて、まるで「リフレッシュの時期」といえるでしょう。
このタイミングは、デリケートゾーンケアの習慣を見直す絶好のチャンス。専用ソープでの洗浄を取り入れて清潔感を保ち、さらに保湿ケアまでセットにすると、次の周期への備えになります。調子のよい時期にケアを続けておくことが、未来の自分の心地よさへとつながっていきます。
排卵期:分泌物の増加でニオイが強まりやすい
排卵前後は、妊娠に備えて体が変化する時期。おりものの量が増え、サラッとした状態から少し粘り気を帯びてくることもあります。本来これは大切な役割を持つ分泌物ですが、下着に付着したまま放置されるとムレや雑菌の繁殖を招き、ニオイが気になりやすくなります。
この時期は、下着をこまめに替えたり、ライナーを活用するのがおすすめ。さらに、通気性のよい素材の下着を選ぶことで、ムレを軽減し快適さをキープできます。
黄体期(生理前):ホルモン変化でニオイが強まる
生理前の黄体期は、ホルモンの影響で体温が少し高まり、汗をかきやすくなります。おりものの性質も変化し、黄みがかったり量が増えることで、ニオイが強まるのを感じやすいのが特徴。加えて、肌や粘膜が敏感になるため、ちょっとした刺激でかゆみや不快感が出やすくなる時期でもあります。
そんな時は、いつも以上に“やさしいケア”を意識することが大切。専用ソープで負担をかけずに洗い、保湿をプラスしてバリア機能を守りましょう。さらに、締め付けの少ない下着を選ぶことで、血行や通気性をサポート。体と心をふんわり包み込むようなケアを取り入れると、ゆらぎやすい時期を心地よく過ごす助けになります。
生理周期にあわせて、女性の体は少しずつ変化しています。
「今日はなんだかニオイが気になるな…」と感じるのは、自然な体のリズムの一部。
大切なのは、自分の体のサインを知り、その時期に合ったケアを取り入れることです。
毎日の小さな工夫で、気持ちもぐっと軽やかに
あなたらしいリズムで、快適な毎日を過ごしていきましょう。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。







