DEOLIFE JOURNAL 気になるニオイ、解決のヒント集

冬の機能性インナーで「脇が臭くなる」!?快適な冬を過ごすためのヒント

目次

冬の機能性インナーで「脇が臭くなる」理由

寒い季節の必需品であるヒートテックなどの機能性インナー。暖かく過ごせる便利なアイテムですが、「脇が臭う気がする…」と感じたことはありませんか?

その原因のひとつは、インナーの素材にあります。ポリエステルやアクリルといった化学繊維は吸湿性が低く汗や皮脂が繊維内に残りやすい性質を持っています。このため蒸れや菌の繁殖を助長し臭いが発生しやすくなります。

特に吸湿発熱素材のインナーは、汗の成分を閉じ込めやすい構造で、保温と引き換えに臭いの原因を作ってしまうことも。また、化学繊維に染み付いた臭いは通常の洗濯では落としにくいのでケアが重要です。


冬に注意したい「質の悪い汗」と臭いの関係

冬は汗をかかないと思われがちですが、厚着や暖房の効いた空間では意外とたくさんの汗をかいています。ただし、冬の汗は「質の悪い汗」であることが多いと言われています。

寒さで汗腺の活動が低下し水分摂取量も減少するため、汗には老廃物や塩分が多く含まれる傾向があります。この「濃い汗」は臭いを引き起こす菌の栄養源になりやすいのが特徴。また、乾燥によって体内の水分バランスが崩れることで、さらに蒸れや臭いが発生しやすくなります。


ヒートテックを着る前にできる簡単な脇汗&臭い対策

温度調節しやすい服装にする

重ね着を工夫して、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。例えば、カーディガンやマフラーなど調整しやすいアイテムを取り入れると、汗をかきすぎるのを防げます。また、少し薄着を心がけると快適さがアップします。

脇汗パッド&制汗剤の活用

脇汗パッドは、大切な服を汗染みから守るだけでなく、臭い対策にも効果的です。消臭機能付きのタイプを選ぶとさらに安心。ヒートテックを着る前に制汗剤やデオドラントを使用することで、汗や菌の繁殖を抑えることができます。

ムダ毛処理で清潔を保つ

脇毛があると汗が蒸れやすくなり、臭いの原因となる菌が繁殖しやすくなります。ムダ毛を処理することで、脇を清潔に保ちやすくなり、臭いも軽減されます。

汗腺を鍛えて良い汗をかく習慣を

有酸素運動や湯船にゆっくり浸かることで汗腺を鍛え、臭いの少ない良質な汗をかける体質を目指しましょう。冬でもこまめに水分を摂取することも大切です。


冬インナーの賢い選び方

防臭加工のインナーを選ぶ

最近では、防臭や抗菌加工が施された機能性インナーが数多く販売されています。特に吸汗速乾機能付きのアイテムは蒸れや臭いを軽減してくれるのでおすすめです。また、洗濯後も効果が続くタイプを選ぶと長く使えて便利です。

肌に優しい天然素材インナーを取り入れる

化学繊維が苦手な方には、綿やシルク、ウールなどの天然素材がおすすめです。特にウールは吸湿性と保温性に優れており、快適に過ごせます。最近では家庭で洗えるウール製品も多く登場しています。


頑固な臭いを落とす「オキシ漬け」のすすめ

ヒートテックに染み付いた臭いがなかなか取れない場合は、「オキシ漬け」を試してみてください。

これで繊維の奥に溜まった汚れが浮き出てきます。ただし、化学繊維は高温に弱いので乾燥機やアイロンの使用は避けてくださいね。


冬の機能性インナーは、選び方とケア次第で快適さが大きく変わります。臭いや脇汗が気になる方は、今回ご紹介した対策をぜひ取り入れてみてください。

防臭加工や天然素材のインナーを上手に活用しつつ、清潔な習慣を心がけることで、快適で気持ちの良い冬を過ごせるはずです。寒い季節も楽しみながら、自分に合ったアイテムで快適さをアップさせましょう!

編集 MAKI

日常の中にキラリと光る瞬間を探す

仕事とプライベートを両立しながらも、自分の時間や心を大切にするライフスタイルを追求中。忙しさの中にある小さな喜びや、心を潤すアイデアを発信する編集者。

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