母親ができるニオイケア教育・5つのポイント
1. 「恥ずかしいことじゃないよ」と伝えることが最初のケア
思春期は、においの悩みを最も人に言いづらい年頃。
まずは、「体の変化だから大丈夫。」「誰にでも起きることだよ。」
と安心させてあげることが何より大切です。
この“心のクッション”が、ケアに前向きになるかどうかを決める最初のステップ。
2. “正しい洗い方”をさりげなく共有する

娘さんは「どこを、どの程度、どう洗うか」を知らないことが多いもの。
- ワキ・首・背中は泡でやさしく
- デリケートゾーンは弱酸性ソープで擦らず洗う
- 髪の根元は汗がこもりやすいので丁寧に
- タオルドライはゴシゴシではなく吸わせる
こうした“やさしいケア方法”を一緒に話せる関係は、将来の美容意識にもつながります。
決して「ちゃんと洗いなさい」と叱らないことがポイント。伝え方は “アドバイス”ではなく“共有” が効果的です。
3. デオドラントは“大人っぽい選び方”を楽しませる

10代は“アイテム選び”が自立心を育てる時期。
- 無香料で肌にやさしいタイプ
- ワキに塗りやすいスティック
- 体育の前にさっと使えるミニサイズ
など、娘の生活に合ったタイプを一緒に選ぶことで、「私もちゃんとケアできるんだ」という前向きな気持ちが生まれます。
お母さん自身の愛用品を紹介するのも、自然なコミュニケーションに。
4. 制服・部活ウェア・靴の“ムレ対策”を準備してあげる

思春期のニオイは、体よりも衣類が原因のことも多いもの。
- 吸湿速乾インナーを1〜2枚用意する
- 部活後は靴下を替える習慣をつくる
- 制服のワキ部分に汗取りパッドをつけてあげる
- 靴の中を毎日乾かすスペースを作る
こうした“環境ケア”は、娘さん一人では難しい部分。お母さんの後押しで、大きく改善するポイントです。
5. “におい=悪いこと”にしない。肯定しながら習慣へ導く

最も大切なのは、においを責める雰囲気をつくらないこと。
体質・成長・季節・環境…
においが変わる理由はたくさんあり、娘さんの努力や性格とは関係ありません。
「一緒にケアしてみようか」
「こうすると快適かもしれないよ」
そんな“寄り添いの言葉”が、娘の自己肯定感を守る最大のサポートです。
母のやさしさは、娘の“美容の土台”になる

思春期に、誰かがやさしく教えてくれた美容習慣は、その子の一生の財産になります。
- 正しい知識
- 自分を大切にする気持ち
- 困ったときの頼れる存在
これらをお母さんが与えてあげられることは、娘さんにとって何よりの安心材料。
ニオイの悩みは、「恥ずかしさの象徴」ではなく“大人になるステップ”として寄り添えるテーマ。
お母さんのやさしいサポートで、娘さんがもっと自由に、美しく成長できますように。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。





