DEOLIFE JOURNAL 気になるニオイ、解決のヒント集

妊娠中に気をつけたいフェムケア

妊娠をきっかけに、体も心も大きく変化する女性のからだ。
とくにデリケートゾーンまわりは、ホルモンバランスや血流の変化によって、いつも以上に敏感になりやすい部分です。
ここでは、妊娠期だからこそ意識したいフェムケアのポイントを、美容誌風に分かりやすくご紹介します。


ホルモンの変化とデリケートゾーン

妊娠中は女性ホルモンの分泌が大きく変動します。
その影響で、粘膜が乾燥しやすくなったり、逆におりものが増えることも。免疫力が下がる時期でもあるため、ちょっとした刺激でもかゆみや炎症につながりやすくなります。こうした変化は「妊娠だから仕方ない」と片づけるのではなく、毎日のセルフケアでやさしく整えてあげることが大切です。


洗いすぎない、やさしく清潔に

妊娠中はデリケートゾーンのpHバランスが崩れやすく、菌の繁殖やにおいが気になる人も少なくありません。だからといってゴシゴシ洗うのは逆効果。皮膚や粘膜を傷めてしまい、乾燥や不快感を悪化させることもあります。

  • 弱酸性・低刺激の専用ソープを選ぶ
  • 手のひらや泡でやさしく包むように洗う
  • シャワーで十分にすすぐ

この3ステップを意識するだけで、清潔さと快適さを両立できます。


乾燥対策は“保湿”で

妊娠中は肌全体が乾燥しやすくなり、デリケートゾーンも例外ではありません。かゆみやひりつきの原因を防ぐには、洗った後の「保湿」がカギ。

専用の保湿ジェルやオイルを使って、しっとりと整えてあげると、心地よさがぐっと変わります。これは産後のケアにもつながるので、妊娠中から取り入れておくのがおすすめです。


下着選びにもひと工夫

長時間の締めつけや通気性の悪い素材は、ムレやかぶれを招きやすいもの。妊娠中は血流が増え、体温も上がりやすいため、下着は「やわらかく、通気性の良いもの」を選びましょう。

  • コットンやシルクなど天然素材
  • ウエストや鼠径部をしめつけないデザイン
  • 洗濯は無香料・低刺激の洗剤で

小さな工夫が、不快感を防ぎ、日々を心地よく過ごすことにつながります。


心とからだをゆるめる時間を

フェムケアは、からだを整えるだけでなく、心を落ち着けるリチュアルでもあります。
妊娠中は不安や緊張で心が揺らぎやすいもの。

お風呂あがりにクリームを塗る時間、好きな香りに包まれて深呼吸する時間。
そんな“自分をいたわるひととき”が、妊娠期を穏やかに過ごす支えになります。

※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。

編集 ソシアス 美緒先生

美容皮膚科・美容外科医

1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。

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