DEOLIFE JOURNAL 気になるニオイ、解決のヒント集

更年期とデリケートゾーンの変化

ゆらぎの時期に寄り添うセルフケア

女性のからだは、年齢とともに大きく変化します。特に40代半ばから50代にかけて迎える「更年期」は、心や体にさまざまなゆらぎをもたらす時期。実はデリケートゾーンも例外ではなく、女性ホルモンの減少にともない、これまでとは違ったトラブルや不快感が現れることがあります。


ホルモンバランスとデリケートゾーンの関係

更年期に入ると、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が大きく減少します。エストロゲンは皮膚や粘膜をうるおす働きを持っているため、その影響はデリケートゾーンにも直結。
乾燥しやすくなったり、敏感になったりと、「今まで気にならなかったのに…」という変化を感じやすくなります。


更年期に訪れるデリケートゾーンの変化と、その向き合い方

更年期を迎えると、多くの女性が「今まで気にならなかった部分」に小さな違和感を覚えるようになります。特にデリケートゾーンは、女性ホルモンの影響を受けやすい部位。乾燥やかゆみ、ニオイの変化、くすみや黒ずみ、そしてムレやすさなど、さまざまなサインが表れやすくなります。

粘膜のうるおいが減ることで、ヒリつきやかゆみを感じたり、分泌物の減少によって自浄作用が弱まり、これまでと違うニオイが気になることも。さらにホルモンバランスの乱れはターンオーバーにも影響し、色素沈着によるくすみが目立つ場合もあります。また、代謝の低下や下着内の環境の変化で、ムレを感じやすくなる人も少なくありません。

この変化は「不調」ではなく、からだが新しいステージに向かう自然なプロセス。大切なのは、そのサインに気づき、やさしくケアを続けることです。


日常に取り入れたいセルフケア習慣

まず、見直したいのが「洗い方」。一般的なボディソープは洗浄力が強すぎて乾燥や刺激の原因になることがあります。弱酸性で保湿成分を含んだ専用ソープを使い、ふんわりと泡で包み込むように洗うのがおすすめです。

次に大切なのは「保湿」。顔や体と同じように、デリケートゾーンにも潤いを与えてあげましょう。専用のジェルやクリームを使うことで、かゆみや不快感を和らげ、健やかな状態を保ちやすくなります。

さらに、日常的に身につける下着にも工夫を。締め付けが強い素材や化学繊維はムレやすく、トラブルを引き起こす要因になることもあります。コットンやシルクなど、通気性の良い素材を選ぶだけで快適さはぐっと高まります。

そして忘れてはならないのが、ライフスタイルの土台づくり。睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱す大きな要因です。軽い運動やバランスの取れた食事を意識して、からだの内側から整えることが、美しさと心地よさを保つ近道になります。


心地よく過ごすために

更年期は「衰え」ではなく、新しいステージへ移るための自然なプロセス。
デリケートゾーンの変化もその一部です。少しの工夫で、毎日の快適さはぐっと変わります。

自分の体をいたわるケアは、これからの人生を心地よく過ごすための投資。そんな気持ちで、自分を大切にしてあげてください。

※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。

編集 ソシアス 美緒先生

美容皮膚科・美容外科医

1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。

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