冬のニオイを悪化させる入浴剤?香りも保湿も大事だけれど、選び方には要注意。
あったかバスタイムなのに、翌日なんだかニオう気がする…
寒い季節は、お風呂時間がちょっとしたごほうび。香りのよい入浴剤や、とろみのあるお湯に浸かると、心も体もふわっとほぐれますよね。
ところが、“香り重視・うるおい重視”で選んだ入浴剤が、実は 冬の体臭を悪化させているケース もあるのです。
キーワードは、「強い香料」と「油膜タイプの保湿」。上手に選べば味方になりますが、肌質や使い方によっては“皮脂酸化”を促し、かえってニオイを育ててしまうこともあります。
なぜ入浴剤が“冬ニオイ”を悪化させるの?
強い香料が「ニオイの上書き」に
強い香料やスパイシー系の入浴剤は、お風呂の中ではリラックスさせてくれる反面、「自分の体臭+香料+ボディケアの香り」がミックスされて“混ざり臭”になってしまうことがあります。
とくに、
- 頭皮や首まわり
- 背中
- ワキやデリケートゾーンまわり
など、もともと皮脂が多いパーツに香料成分が残ると、皮脂が酸化 → 香料も一緒に変質 →「なんとなく重たいニオイ」として感じられることも。
香りでごまかすほど、自分のベースのニオイとのギャップが出やすいのが落とし穴です。
油膜タイプの入浴剤が“酸化皮脂のフタ”になることも
冬の乾燥対策として人気の、オイルイン・油膜系入浴剤。
お湯の表面にオイルのベールをつくることで、入浴後もしっとり感をキープできるのが魅力ですが、そのオイルが 「酸化した皮脂まで一緒に閉じ込めてしまう」 場合があります。
- しっかり洗い流せていないボディソープの残り
- その日の汗・皮脂
- 古い角質
これらが肌の上に残った状態で油膜が重なると、
酸化が進みやすい“ムレた油性の環境” が完成してしまうことに…。
結果として、翌日の 体臭・頭皮臭・背中ニキビまわりのニオイ につながることもあります。
冬の入浴剤選び・3つのポイント

1. 香りは「ほのか」がおすすめ
お湯の中では心地よく、お風呂上がりはほんのり残る程度
無香料〜微香タイプやシトラス・ハーブなど軽い香調を選ぶのをおすすめ。
2. オイルインなら「使う日」と「部位」を決める
油膜系の入浴剤を使うときは、全身毎日ではなく“乾燥がとくに気になる日”に絞るのもテクニックのひとつ。
- 皮脂が多くニオイが出やすいパーツ(背中・首・ワキ)は、ボディソープで一度すっきり洗ってから入浴する
- デリケートゾーンや顔は、油膜の湯に長時間浸けすぎないといった工夫で、“保湿はしたいけれど、ニオイは増やしたくない”を両立できます。
3. 「入浴剤前のプレ洗浄」で酸化皮脂をリセット
入浴剤を入れる前に、
- ワキ
- 首まわり
- 背中
- デコルテ
だけでも軽くボディソープで洗っておくと、その日の皮脂・メイク・汗を一度リセットできます。
ベースが清潔な状態で入浴剤に浸かるほうが、香りも保湿もきれいに乗り、“冬ニオイ”を育てにくくなります。
「いい香りのお風呂」=「ニオわない体」ではないからこそ
冬の入浴剤は、
・香りでリラックス
・保湿でしっとり肌
といううれしい効果がたくさんあります。
でも、香料が強すぎたり、油膜が皮脂汚れごとフタをしてしまうと、結果的に “冬ニオイを育てるお風呂” になってしまうことも。
- 香りは軽やかに
- 肌はまず清潔に
- オイルインは賢くポイント使い
この3つを意識するだけで、「入浴剤を楽しみながら、ニオわない私でいる」ことは十分可能です。
一日の終わりのお風呂時間を、香りも、肌も、ニオイケアも味方につける時間に変えていきましょう。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。






