DEOLIFE JOURNAL 気になるニオイ、解決のヒント集

ダウンジャケットの体臭リバウンド現象

あれ?外した瞬間に“自分のニオイ”が返ってくる…

冬の外出で、ダウンジャケットを脱いだときにふわっと立ちのぼる“こもった自分のニオイ”。実はこれ、冬のアウター特有の「体臭リバウンド現象」 と呼べるもの。外では気づかなかったニオイが、暖かい室内に入った瞬間ふわっと立ち上がる——そんな経験がある方は多いはずです。その正体をつくっているのは、羽毛の油脂分 × 自分の汗・皮脂なんです。


なぜダウンは“ニオイを閉じ込めやすい”の?

羽毛には「油脂」が含まれている

ダウンのふんわり感を生む羽毛には、もともと微量の油脂が含まれています。この油脂は“保温力の源”ですが、同時に汗・皮脂・衣類のニオイ分子を吸着しやすいという特徴があります。つまり、汗 → 羽毛が吸着 → ジャケット内部にニオイが蓄積という仕組みが起こるわけです。

ダウン内部は「37℃×密閉」の汗ムレ空間

冬は服を重ねがちで、アウターの内側は熱がこもりやすく、自分では思っているより汗をかいている状態

特に、背中、脇腹、腕の内側には汗腺が多いため、ダウン内側に汗が溜まりやすくなります。この熱と湿度のミックスが、羽毛の油脂にニオイをくっつけてしまう原因に。

外気で冷えたあと、室内に入るとニオイが一気に解放される

外では低温で“ニオイ分子の動き”が弱まっています。しかし室内に入った瞬間に温度が上がり、羽毛に吸着されていたニオイが一気に空気中へふわっと放出されるため、「リバウンドしたように強く感じる」現象が起こってしまいます。


ニオイを溜め込まないための“冬のアウターケアのご紹介”

1. 外出から帰ったら“風に当てる”だけで違う

最も簡単で効果が高いのが、玄関やベランダで2〜3分、風に通すこと。

風で湿気を飛ばし、ニオイの粒子を分散させるだけで、翌日の“こもり臭”が驚くほど軽減します。

2. アウター用デオドラントスプレーが意外と万能

最近は、「衣類専用デオドラントスプレー」が品質向上しており、ダウンとの相性も◎。

おすすめは、

  • 消臭(臭い分子を分解)
  • 抗菌(菌の繁殖を抑える)
  • 防臭(ニオイが付きにくくなる)

この3つが揃っているタイプ。

香りでごまかすタイプより、無香料 or ほんのり香りの分解型を選ぶのがポイントです。

編集部 薫のおすすめです。

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3. 汗をかきやすい“内側の服装”を見直す

アウターのニオイは、実は“インナーの汗ムレ”が原因のことが大半。

  • 吸湿速乾インナー
  • メリノウール
  • 通気性のよいブラトップ

などを選ぶと、ダウン内の湿度が下がり、ニオイ蓄積も軽減できます。

4. こまめに拭き取りシートで汗・皮脂をオフ

外出前や移動中に、脇・首・背中など汗の多い部分をさっと拭くだけでも、羽毛に吸着する汗と皮脂を減らせます。特に冬は皮脂が酸化しやすい季節なので、“汗・皮脂の前処理”は非常に有効。


冬アウターを快適に。

ダウンジャケットの“体臭リバウンド現象”は、羽毛の油脂と密閉された温度差が生む、冬特有の現象。

しかし、帰宅後にふわりと風に当てて湿気を逃がしたり、アウター用のデオドラントスプレーでニオイの元をリセットしたり、汗ムレを抑えるインナーを選ぶといった、ほんの少しの工夫を取り入れるだけで、ダウンジャケットは驚くほど快適になります。

ふんわりとした温かさはそのままに、こもり臭のない冬アウターへ。 清潔感をまとえる冬の心地よさは、そんな小さな習慣から始まります。

※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。

編集 ソシアス 美緒先生

美容皮膚科・美容外科医

1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。

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