脇のブツブツがワキガ臭を悪化させる?原因と正しいケア方法
「脇にブツブツができていて、なんだかワキガのニオイも強くなった気がする…」
脇の下の肌荒れとニオイ、2つの悩みを抱えて不安を感じている方は少なくありません。
脇のブツブツ(肌荒れ)は、ワキガのニオイを悪化させる原因になります。
なぜ「脇のブツブツ」がワキガを悪化させるのか?
脇のブツブツの正体は、多くの場合「毛穴の詰まり」や「毛嚢炎(もうのうえん:毛穴の炎症)」です。これらがワキガのニオイを悪化させるのには、2つの大きな理由があります。
1. 雑菌が繁殖しやすい環境になるため
ワキガのニオイは、アポクリン汗腺から出た汗を「皮膚の常在菌(雑菌)」が分解することで発生します。
毛穴が詰まってブツブツしている状態は、雑菌のエサとなる古い角質や皮脂が溜まっている証拠です。さらに、炎症を起こして肌のバリア機能が低下すると、ニオイの原因となる雑菌が異常に繁殖しやすくなり、結果としてニオイが強くなってしまいます。
2. 皮脂や汗の分泌が過剰になるため
肌がダメージを受けてブツブツができると、体は肌を守ろうとして防衛本能を働かせます。
その結果、皮膚を保護するために皮脂が過剰に分泌されたり、発汗が促されたりすることがあります。アポクリン汗腺からの汗や皮脂が増えれば、それだけニオイの元となる成分が増加することになります。
ブツブツを引き起こす「3つのNG習慣」

脇のブツブツは、日々の間違ったケアが原因で引き起こされていることがほとんどです。以下の習慣に心当たりがないかチェックしてください。
- カミソリや毛抜きによる自己処理
頻繁なカミソリの使用や毛抜きによる無理な脱毛は、毛穴や皮膚を直接傷つけ、炎症(ブツブツ)や埋没毛を引き起こす最大の原因です。 - お風呂での「ゴシゴシ洗い」
ニオイをしっかり落とそうとして、ナイロンタオルなどで強く擦って洗うのは逆効果です。肌のバリア機能を破壊し、乾燥や肌荒れを招きます。 - 制汗剤の洗い残し
スプレーやクリームタイプのデオドラント剤をしっかり洗い落とさずに放置すると、成分が毛穴に詰まり、毛穴の炎症やブツブツの原因となります。
ニオイとブツブツを防ぐ正しいケア方法

ワキガのニオイを抑え、ブツブツのない綺麗な脇を保つためには、肌に負担をかけないケアが重要です。
1. たっぷりの泡で優しく洗う
ボディソープはしっかりと泡立て、手や柔らかい綿のタオルを使って「泡の力」で優しく洗いましょう。ゴシゴシ擦らなくても、ニオイの元となる汗や皮脂、古い角質は十分に落とすことができます。
2. 脱毛方法を見直す
自己処理による肌ダメージが深刻な場合は、カミソリの使用頻度を減らすか、電気シェーバーなど肌への負担が少ないものに変更してください。根本的な肌トラブルを解決するために、医療脱毛などを検討するのも有効な手段です。
3. 顔と同じように「保湿」をする
脇は摩擦や自己処理で乾燥しやすく、ダメージを受けやすい部位です。お風呂上がりには、顔と同じように化粧水や低刺激のクリームで保湿を行い、肌のバリア機能を整えることが、ブツブツとニオイの予防に直結します。
肌の健康がニオイ対策の第一歩です
脇のブツブツ(肌荒れ)は、雑菌の繁殖を招き、ワキガのニオイを悪化させてしまう厄介な存在です。
しかし、自己処理の方法を見直し、優しく洗って保湿するという正しいスキンケアを取り入れることで、肌の状態は確実に改善できます。肌のバリア機能が整えば、過剰な皮脂分泌や雑菌の繁殖も抑えられ、ニオイも自然と落ち着いていきます。まずは「脇の肌を労わるケア」を習慣化しましょう。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。









