ワキガは10代から始まる!?
「まだ若いし、ニオイの悩みなんて早いでしょ?」
実はそれ、誤解です。
ワキガ(腋臭)は“大人になってから出てくるもの”と思われがちですが、実際は 10代前半〜中盤で発症することが多い体質 です。
なぜなら、ワキガの原因となる アポクリン汗腺が活発になるのは思春期。ホルモンの働きが強くなるタイミングで、汗の質やにおいの出方が変わるからです。つまり、学生さんのワキガは珍しくありません。10代で「私、ニオうかも…」と感じるのは、とても自然な現象なのです。
なぜ10代でワキガが始まるの?
アポクリン汗腺が“本格的に動き出す”のが思春期だから

ワキやデリケートゾーンにあるアポクリン汗腺は、生まれつき数が決まっているものの、思春期のホルモン変化によって一気に活発化します。これが、ニオイが強くなる一番の理由。
学校生活は“ムレやすい環境”が多い
授業・部活・満員電車・制服・体育館シューズ……。10代は環境的にムレやすく、汗と皮脂がこもりやすい条件が満載。
- 長時間の制服
- 体育後の汗
- 部活帰りのにおい
- リュックの肩ムレ
- 思春期特有の皮脂増加
これらが重なると、体臭が強まりやすくなります。
皮脂が増える時期で、ニオイの“材料”が増える
10代はホルモンの働きで皮脂分泌も増加する時期。アポクリン汗 × 皮脂 × 菌 が混ざると、いわゆる“ワキガ臭”に変化しやすくなります。
皮脂が多い=汚い、ではなく、成長にともなう自然な体の変化です。
若くても大丈夫。10代からできる“ワキガ対策”はたくさんある!

1. 弱酸性ソープで汗・皮脂・菌をリセット
ワキガのニオイは「汗そのもの」ではなく、汗と皮脂が菌と反応して起こるもの。朝はワキ・首・胸まわりだけでも弱酸性のソープで洗うと、学校でのニオイ不安がぐっと減ります。
2. デオドラントは“朝+出かける前”のW使いが効果的
スティックやクリームタイプのデオドラントは、乾いたワキに塗ると持続力がアップ。体育の前・放課後に使える小さめサイズも便利です。
3. 通気性インナーを取り入れるとムレが激減
制服の下に
- 速乾インナー
- 脇汗パッド
- 薄手コットン
を仕込むと、ムレとニオイが大幅に軽減。“ムレない=においが出にくい” です。
4. 食生活もニオイに直結する時期
10代は代謝がよく、食べたものがニオイに表れやすい時期。
- 揚げ物
- スナック菓子
- チーズ
- ニンニク
を食べる日は、よりこまめなケアを意識すると安心。
10代でワキガに悩むのは、あなた一人じゃない
“恥ずかしいこと”ではありません。
ワキガは体の特徴であり、あなたの価値とは無関係。正しいケアを知れば、恋も学校も、もっと自由に楽しめます。
大切なのは、「どう見られるか」より“どうケアすれば軽くなるか”を知っておくこと。
不安は知識で小さくなり、自信は習慣で大きくなります。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。



