春は汗より「皮脂臭」が増えるって知ってた?
春って、真夏みたいに汗だくじゃないのに
夕方だけなんかニオうこと、ありませんか?
それ、汗よりも 「皮脂臭(ひししゅう)」が主役になってる可能性があります。
「汗を止めればOK」じゃないのが、春のややこしいところ。
今日はその正体と、春らしい対策をまとめます。
皮脂臭ってなに?汗臭とどう違うの?
汗臭は、汗が肌に残って菌などと混ざって起きやすいニオイ。
皮脂臭は、皮膚から分泌された皮脂が酸化したり、皮膚常在菌によって分解されたりすることで生じるニオイです。
汗臭に比べて重く、こもった印象があり、衣類や肌に残りやすいのが特徴です。
- 皮脂が肌や服に残る
- 空気や時間で変化(酸化)しやすい
- 「洗ったはずなのに夕方戻る」感が出やすい
だから春は汗が少なくても、
皮脂+湿気+服の密閉でニオイが立ち上がりやすいんです。
春に皮脂臭が増えやすい3つの理由

① 寒暖差で、服の中がムレる
朝は寒い→昼は暑い、で
気づかないうちにじわムレ。
汗が少なくても、湿気がこもるとニオイが育ちやすいです。
② 春アウターが「洗いにくい・洗わない」
コートやジャケットは、首・ワキ周りに皮脂が付きやすいのに
洗う頻度が落ちがち。
これ、春の「なんか臭う」の定番原因。
③ 薄手服で皮脂が広がりやすい
薄手トップスは、皮脂が広がって残りやすい。
ワキだけじゃなく 背中上部・首うしろにも出やすいです。
皮脂臭が気になりやすい場所(春あるある)
- ワキのくぼみ+周辺(服が触れる範囲まで)
- 首・耳のうしろ(襟・髪・ストールでこもる)
- 背中上部(自分では気づきにくい)
「ワキだけデオドラントクリーム塗ってるのに…」は、
実は首・背中が原因のことも多いです。
春の皮脂臭は「足す」よりリセットが効く
皮脂臭タイプは、デオドラントを重ねるより先に
一回整えるほうが安定します。
- まず拭く(汗・皮脂をオフ)
- 乾かす
- 必要なら使う
汗の上から追加でこもると、逆に気になることもあるので
順番が大事です。
皮脂臭に強い「夜ケア」3ポイント

① 泡でやさしく洗って、その日の皮脂を残さない
ゴシゴシより、摩擦を減らしてスッキリが春向き。
② すすぎは丁寧に
残りがあると、こもりやすさにつながることも。
③ 乾かしてから服を着る
湿ったまま密閉すると、春は一気にこもるので ここだけでも変わります。
実は大事!皮脂臭と相性がいい「インナー素材」

皮脂臭は、肌より先に 服が拾っていることがあるので
インナーで差が出ます。
- 綿(コットン):肌あたり◎。皮脂を受け止めやすい(乾きにくさは注意)
- レーヨン/モダール:さらっとして、こもり感を減らしやすい
- 薄手メリノウール:温度・湿度調整が得意で、ムレ対策に強い
- 消臭・抗菌など機能系:合うと強い(合わないと残りやすいので少数で試すのが安全)
「夕方だけ不安」な人ほど、
インナーの見直しが即効性出やすいです。
春は「汗対策」より「皮脂+服の環境」対策

春のニオイは、汗の量じゃなく
皮脂が残って、こもって、夕方立ち上がることが多め。
だからこそ、
- 夜にリセット
- 朝は乾かしてから使う
- インナー素材でこもりを減らす
を心がけましょう。
※ご注意 本記事は、生活習慣に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の医療的効果や症状の改善を保証するものではありません。内容のご利用にあたっては、あらかじめご了承ください。
美容皮膚科・美容外科医
1999年東海大学医学部卒業、順天堂大学大学整形外科医局入局。2005年より順天堂大学麻酔科医局入局し、ペインクリニックで整形外科関連の痛みに関する治療を学び、麻酔科標榜医取得。




